ネズミの家をデザインしよう
1匹のネズミさんが、「家が古くなったので新しい家をデザインしてほしい」と、子供たちにお願いにきました。家には、リビングルーム、キッチン、トイレ、廊下、チーズ貯蔵庫がほしいそうです。建築家になったつもりで、図を描いたり、模型を作ったりしてネズミさんの家をデザインしましょう。
1996年中野小学校4年生「ハムスターの家をデザインしよう」
●ステップ1 バブルダイアグラム
バブルダイアグラムは、一つの部屋を〇で表し、矢印などでつなぐものです。一つの〇は、バブル(あわぶく)のようになっています。大きいものや小さいもの、細長いものや平べったいものなど自由に考えてください。一つ一つのバブルに部屋の名前を書き入れます。バブルが集まって大きな部屋になってもいいです。ネズミさんが家の中を動き回る動線を矢印で描きます。しょっちゅう行き来するバブル同士は太い矢印で、そうでないところは細い矢印で、というぐあいです。全部の部屋と矢印が描けたらバブルダイアグラムのできあがりです。
●ステップ2 平面図と立面図
バブルダイアグラムをもとにして平面図や立面図を描きます。
・平面図はバブルダイアグラムを建物らしく描き直したもので、家の屋根を取り除いて真上からのぞいてみた部屋の様子です。
壁、ドア、窓の場所がわかるように描きます。
・立面図は建物を正面や側面にわけて描いたものです。屋根の高さ、ドアや窓の高さを考えて描きます。
バブルダイアグラムや図面を描くときは、鉛筆ではなく水性黒マーカー(細目)を使います 新しいアイデアが生まれたり、直したいときには、はじめの図の上にトレーシングペーパーを重ねてドラフティングテープでとめ、写し描きします 一度考えたアイデアは消さないで残しておくことが大切です
●ステップ3 模型作り
バブルダイアグラムや図面をもとに、ネズミさんの家の模型を作ります。スチレンボードや厚紙、色紙などの模型材料を切ったり、スチのりやセロテープではったりして作ります。シーナリーパウダーやマーカー、絵の具で色をつけてもいいです。
家の周りもデザインしました
2006年富沢市民センター「ねずみの家をデザインしよう」
色紙で壁を作っています
1996年三本松市民センター「ねずみの家を設計してみよう」