デザインパターンってなあに?
自然の形の中にあるものをよく見ると、らせん、放射、分岐、対称、格子、直線(垂直、水平、対角、平行、蛇状を含む)、ランダム、リズムと繰り返し、ポジティブフォームとネガティブスペースなどのパターンを見つけることができます。デザインのはじめに、自然のなかにいろいろなパターンがあることや、それが建築にもインスピレーションを与えていることに気づくとともに、これらのパターンを使ったデザインを体験します。
デザインの構成的原理とは
ここでは建築と子供たちデザイン教育体験ビデオの「デザインの構成的原理」を使っています
デザインの構成的原理(Organizing Principles of Design)とは、物事の秩序や仕組み、デザインの形や構成を“整理整頓する(organize)”ための原理のことです
一見ランダムで適当に思いつくままにデザインされているように思われがちですが、実際は、組織的、または体系的に考えることが大切で、その多くが自然に由来しています
(出典:Architecture and Children Online Meeting 2021酒井敦子さん資料)
放射
らせん
分岐
1辺5㎝の正方形の黒い紙を、A3の白い紙の上に3種類のパターン(らせん、放射、分岐)でデザインしていきました
黒い紙は、2次元の平面でも、折って3次元の立体にしてもいいことにしました
はじめに、放射、らせん、分岐の形に順に黒い紙を並べてみて、次に気に入ったものを選んでノリで貼っていきました
2021年建築と子供たちオンラインワークショップ「デザインパターンってなあに?」
昔の蔵を飾る紋を
らせんのパターンでデザインしました
黒い紙でデザインパターンの練習
南材木町小学校の3年生は、旧丸木商店の店蔵の格子壁を飾る紋をデザインしました
2011年南材木町小学校3年「知りたい南材~昔の蔵をデザインしよう~」
出典:Architecture and Children ©School Zone Institute